「鹿児島の鶏のせせり串焼き」
父親の郷里である鹿児島。
伯父さんのお嫁さんはながきに渡って鶏の加工工場で働いています。いったん定年を迎えて、またパートで働いている、いわばベテランさん。長年鶏をさばく包丁を握るせいで、指は変形しています。
やれ腰が痛い、もう仕事は辞めると言いながら、毎日温泉の出る銭湯に通いながらおそらくは仕事が生き甲斐の様子。スーパーで鹿児島産の鶏肉を見るたび、快活で働き者の伯母さんの様子を思い浮かべ、このお肉、もしかしたら伯母さんがさばいたのかなあ、などと思い買い求めています。ゆえに、美味しさも倍増です。