今年で62回を迎えるという、こちら滋賀県は長浜市で行われる「長浜盆梅展」。
明治期の日本建築「慶雲館」にて、1月半ばより3月初旬頃まで、約2ヶ月に渡って開催されるイベントです。恐らくは雪の残る辺りも、ここのところの雨でとかされてしまったのであろう、しっとりとした景色の中。まさに見頃を迎えた梅の花を愛でに、行って参りました。
会場となるのは、「長浜市慶雲館」。
明治20年、明治天皇がこちら長浜への行幸に際し、富豪・浅見石蔵氏が行在所として建築しました。初代総理大臣の伊藤博文による命名だそうです。庭園は200坪あり、平安神宮等の庭園を手がけた庭匠・七代目山川治兵衛による庭が広がります。こちらは国の名勝に指定されています。
「慶雲館」を入ってすぐ。真っ先に感じるのは梅の花の濃厚な薫り。屋内に出揃った梅ならでは。視覚よりもはやく、臭覚にて遠い春を感じる事が出来ます。