友達から貰った柿。
食べ頃を待っていたら、バタバタしていてそのまま通り過ぎて、ふと持ち上げたら完全に熟した、いや熟し過ぎた触感。
慌てて包丁を入れ、皮から熟れ熟れの実をこそげて、牛乳と生クリームと一緒にミキサーにかけて冷蔵庫で休ませた。その間に仕事の画像データを処理しながら待つ。ちょっと味見するとまだ固まりきってないから、近所の郵便局まで出掛ける。
私の暮らす八瀬は、年々訪れる観光客が増える大原の手前で、まさに通りすがりの集落。エリアに有名寺院も無いから立ち寄る人も居ないけれど、辺りは山に囲まれていてそこかしこに秋が色づいている。
近くの幼稚園にある、とても立派な銀杏の木の下で銀杏拾いをしている近所の人に会釈しながら、ああしかし、ここの所出っぱなしだった間に、こんな近くに素敵な秋の光景が広がっている事を見逃していたんだなあ、でも、見れてよかった間に合ったんだとほっとする。
と、言う訳で今日のおやつは「柿プリン」。超完熟柿につき、砂糖不使用にて、上の生クリームにほんの少しだけ甘味を加えた。飾りに叶匠壽庵さんの柚子ピールを。あー間に合った。美味しい。