仕事で岐阜まで来たので、せっかくだからと多治見駅界隈の「本町オリベストリート」とくくられる、美濃焼文化に培われたエリアに寄り道してみました。
明治から昭和初期、美濃焼の陶磁器問屋が軒を並べて栄えた通り。多治見〜名古屋間の鉄道が明治33年に開通すると、大きな見本鞄に美濃焼を詰め込んだ陶器商が全国へ注文を取りに回ったんだそうです。
そんな黄金期が過ぎ去ってなお、当時の面影を残す古い蔵や商家が残るこのあたり。個人的ではありますが、京都の華奢な造りの町家より、岐阜あたりのどっしり威風堂々としたお屋敷の佇まいに惹かれます。
高速に乗ってひとっ飛びに目的地・・・じゃない、好奇心ひとつで、じわじわ沁みて来る街歩き。せっかく、面白いのになあ・・・残念ながら、典型的なシャッター商店街と化していますが、ポテンシャルは充分過ぎる程あります。作家ものの織部だって、信じられない程お安いし。
是非、皆さんも遊びに行ってみて下さい。