名古屋。新幹線は途中米原あたりの積雪にて20分遅れで無事着。
仕事現場近くに昭和22年創業の名古屋の喫茶店「コンパル」があったので、ちょっと立ち寄り久々のエビフライサンドを食す。
本店じゃ無いのが残念だったけど、ネルドリップ(二度ドリップするという独特の手法だそう)のコーヒーは支店でも健在にて美味しい。
ふと、「コンパル」という店名由来が気になってサイトを覗いてみた。
由来は、創業者である先代が戦争で中国に行ったとき、現地でとても繁盛していた「金春」という飲食店にちなんで、帰国後、喫茶店を開業するにあたり、現地のお店のように繁盛しますよう、ちなんでつけたものだそう。カタカナ表記だったけど、元々は「金春」だったんだ。。。
背景や思いがあるって、なんかやっぱり、いいね。。。
と。せっかく名古屋まで来たんだからということで、帰りに名古屋駅から徒歩で行ける、日本陶磁メーカー「ノリタケ」創業地である「ノリタケの森」まで足を運んだ。明治期の赤レンガ造りの建物や、初期の工場基礎で使用された古い煉瓦の塊が窯壁となってモニュメントとして残された広場など、街の真ん中で広大な敷地面積が誇らしく、誕生の地を語っている。
ノリタケと言えば。
家には、恐らくもう4、50年前くらいのコーヒーカップのセットが5客、ノリタケ製のものがある。いわゆるオールドノリタケ、と言う大層なものじゃ無く、フォークっぽいと言うか、北欧風というか、絵柄も無くて、素朴でぽってりとしたデイリーユーズなカップ&ソーサーで、幾たびか時代錯誤に捨てそうになりつつも置いていたら、またここにきて今風に見えて、近年よく使うようになった。
肌馴染みも良く、また、これに似た焼きのマグカップが施設内のショップで売られていたので、嬉しくて記念に買った。
さあまた何年。ずっと大事に使ってゆこう。