酒とセットの説教おじさんの話を浴びながら、
辟易なんだけどその人がいるから良いウィスキーが呑めて、
おじさんのボトルを空にするしか反抗するすべ無く。
ただでさえ薄暗いバーで、
しこたま呑むから視界もいっそう暗くなって、
何が何やらもはや手探りでナッツ、あられ、ナッツ、ナッツ、
塩気9割8分のおつまみから、
目隠しチョコに行き当たって口の中で初めてあの甘みを感じると、
朦朧たるその時間、一番の幸福に出会えた心地になる。
チョコレートが一番美味しいシチュエーションを思い出してみた。
雛あられも同じ原理かな。いや違うか。
粉成分に砕いたお麩を用いたガトーショコラには、グレンリベット18年を染み込ませた。
粉成分に砕いたバケットを用いたチョコテリーヌには、シングルトン18年を染み込ませた。
なんだかんだ、年に一度の恒例行事ともなると、苦く甘い思い出もあったりなかったり。そして18年より前に遡れば、今なら話せることもあったりなかったり。
苦いものも、寝かせれば甘いものになる。。。かな。
ハッピーバレンタイン。