東京出張も朝イチから昼で拘束が解けて、そのまま帰るのも勿体無いのでアウトプットからインプット。渋谷駅から井の頭線に乗って駒場まで。
まずは民藝の聖地、日本民藝館で現在開催中の染色家・柚木沙弥郎展へ。展示と空間との調和に大変心打たれました。手仕事の丸さよ。優しさよ。。。
ちなみに、館内写真の撮影OKは2枚目のガラスショーケースのみ。であるのを知らずに、学芸員さんにも全く止められずに写真を撮ってたら(取材のカメラマンとかと勘違いされたかも?)、一般の方が口惜しげに近付いてきて「館内撮影禁止らしいですよ」と声を掛けられて、思わず「すみません!」て謝った(苦笑)。なんでも手軽に視覚化したがるカメラマン及びなんちゃってスマホグラファーの節操の無さを我が身に振り返って顔から火が出そうでした。
それにしても日本民藝館は、空間の佇まいや美観に配慮して、あるいはそこにあるものたちを大事に静かにまずは感じて欲しいとの願いもあられるのか、「撮影禁止」の札が尽く貼られてない。そっと展覧会フライヤーに小さな文字で触れられてるだけ。そう言う空気を全く読めずになんと浅ましい事よ私。。。
と言う事で気を取り直して、帰りに駒場公園に立ち寄り、旧加賀藩主・前田公爵の前田家本邸と和館を見て、帰路の渋谷駅で出会った岡本太郎の壁画を見て(もうちょっとかっこいい駅空間だったらこの壁画もっと映えるのに)なんて思いながら、休館でメイド姿集団の貸切撮影会が行われてたので入れなかった前田家の洋館内部共々、今度は是非とも、ゆっくり時間をかけて、再訪したいなと思いました。
江戸時代は狩猟場だったそうですね、駒場って。渋谷から大して離れても無いのに、こんなに優雅で静かな場所があるんだと。
東京ってほんと、狭いはずなのに、具も多いし、広いなあ。。。