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KYOTO GRAPHIE京都国際写真展へ

今週と来週の全然異なる仕事に向かうべく頭の切り替えに、丁度良いと思い、雨の中いくつかの会場で写真展を見ました。気になっていた通常非公開の建物などでの展示会場を中心に。地元にあって、本写真展自体見るのは久しぶり。

 

生業的に写真を扱う者の端くれとしては、思うところを呟いても本意が伝わりにくいだろうから極めてショートに思ったことを記録するとして。

写真を用いたインスタレーションって、やっぱり、バランスが難しいなとふつふつ感じた。

コンセプトはしっかり言えてても、加えて展示方法で相当持ち上げても、写真自体に写真本来の強さや意味が遠ければそれはインテリア。

逆に写真自体が繊細かつ重く、重要な事が相当言えてるのに、展示や空間主張が強すぎて薄らいでしまえば悲しいかなそれはインテリア。

中には展示も大胆で、内容も濃く、コンセプトも何も吹っ飛ばして写真が本当にカッコ良くて、結果全部が全部成功してるのは、これ最高。

 

私個人の感想ですが、この一つの企画展示と出会えたことによって、今日の雨の日の土曜日は相当報われた心地がしました。

谷口菜穂子写真事務所
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