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能登の実食調査実績

 

ここの所、関西での仕事の合間、平均して大体月2回ペースで石川県入り。そのおおよそが自分の非力さに打ちひしがれて、なんというか何も出来てない焦燥感に毎度駆られていますが、そんな中でも確かな(目に見える)手応えは、地域のオススメ物産や食事処の実食調査です(苦笑)。

これだけは、確実にいつの日か県外の友達らのツアーアテンドが出来つつあるという実感があります。

と、言うことで。毎度なんとか持ち帰るべく、車にこれらがためにクーラーボックスを積んでる、と言う絶品をほんの一部ですがご紹介。

ようやく両面開通の目処がついた、能登半島の縦断に欠かせない交通インフラの背骨「のと里山海道」にある、「西山パーキングエリア」。めちゃくちゃ小粒のPAなんですが、少数精鋭、内容の充実度合いが半端ないんです。

主に七尾湾から穫れる魚介に、刺身の盛り合わせ、周辺地域の物産の数々、発酵食品など、心がときめきます。で、必ず買って帰るのは写真のお豆腐と油揚げ。お豆腐には一角のこだわりのあるつもりの京都人ですが、この、朧豆腐と木綿と絹ごしのミックスみたいなお豆腐、そして油揚げと称したぼってりとした重量の、実質「ひろうす」は、中身はゴロゴロと竹の子など具がいっぱい入ってて、超絶品です。

ちなみに、関西のお豆腐屋さんって、そのルーツを辿ると石川出身の方が開業されてることが多いって、ご存知ですか?元々、大豆を搾る機械を作ったのが石川で、そこから派生して大阪や京都などでお豆腐屋さんを開業されたと言われています。

京都の和菓子屋の「出町ふたば」も、実は出身は石川の方ですし、豆餅も今では京都発っぽくなってますけど、元は石川の生まれ。(で、全然関係ないですが、関西のお風呂屋さんも開業ルーツは石川県人がめちゃくちゃ多い)

なんだかんだ、我々日常、お世話になってるんですよね。

と言うことで、石川に元通りの日常が訪れるのはまだまだですが、頑張っておられる皆さんですので、まずは美味しいものでも食べにいくつもりで、皆さんに会いにきて下さったら喜ばれると思います。

是非是非、夏休みの計画にも、北陸旅を選択に加えていただけたら幸いです。


活動中の建物復旧NPOの皆さんといつも泊まる宝達志水町の民泊。90歳のお母さんが運営されてる、大変立派なお家民泊。かかってるのは「花嫁のれん」と言う、お嫁入りした際に嫁ぎ先に掲げる暖簾で、実際にお母さんが結婚した時にあつらえたもの。

75歳でご実家を改修して民泊を始めた、と言う、個人的にめちゃくちゃ尊敬してる方です。カッコいいな。

のと里山海道にある西山PAの、お気に入りのお豆腐。この場で食べたい、キンキンに冷やしたお豆腐。

これまであちこちのひろうすを食べてきたけど、個人的ランキング1位で本当に美味しい。何せ油揚げの質感も旨いですが、中の具のゴロゴロ感がもう、絶品なんです。

全国の酒造りにおいて、能登は「能登杜氏」の故郷。
今回の地震では多くの蔵元が甚大な被害を受けました。
その中で、櫻田酒造さんのコーヒーリキュールをやっとで手に入れました。

 

マイスタープログラムの受講生で、ほんの少しの時間ですが、被災されたブルーベリー農家さんの収穫をお手伝い。
終わってあんまり暑かったので、ブルーベリーソースがたっぷりかかったソフトクリームを食す。
幸福な気持ちは、口から始まる。


谷口菜穂子写真事務所
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