福井の新そばが出回る季節になりました。 どんなに世界がひっくり返りそうでも、そばの人間があたふたしてても、恨めしくマイペで、本日は超御前様の二日酔いでポワンとまったりしてるおツレのオーダーは、ザルじゃなくかけ。...
Flower on your eyes 「早乙女葛」 金沢の東山にある高木糀商店にて開催された、珠洲焼作家・中山達磨さんの大壺展(8月1日~18日)へ。 実際に米を蒸したり大豆を炊いたりする薄暗い釜場に浮かぶ黒い焼き物たち。 元旦の能登半島地震で九割がた割れてしまった作品のうち、瓦礫の中からなんとか救出されたものが、初盆を迎えるにあたりどっしりと確かに存在していた。...
梅農家さんから今年も梅が届いた。 箱を開けて一晩置くと、朝のリビングが仄かに甘い魅惑の香りで満たされている。 国内で梅の収穫量の64%を占める和歌山県。その中でもみなべ町は日本最大の梅の産地で、「南高梅」は誰もが知る最高品種のブランド梅だろう。...
京阪とJRの線路の東にはもうすぐ山手という住宅街にして、南は伏見稲荷、北は東福寺と挟まれ、更に南には龍谷大学、ちょっと離れて北には京都女子大学に挟まれる我が家エリア。...
季節の切り替えが体の中でなかなか出来てない中を、ソメイヨシノが「起きろ春だよー!」と言うかのようにババッ!と咲いた。そんな感じの2024年春。 近所の本町通り、東福寺駅すぐにピザ屋さんが出来た。生地の耳までしっかり味わい深く、食後のあのなんとも重ダルさが全く無い美味しいピザ。これは非常に嬉しい。...
夕暮れ。多くの参拝客もようやく途切れた、近く東山の瀧尾神社まで。龍を拝みに。 背は鯉の鱗の様に、腹は大蛇の様に、頭は駱駝の様にと彫り込まれた霊獣・龍。雲間に光る龍玉「如意宝珠」を取り巻き、掴まんと機を見据えている。...
※2023年12月。石川の家に咲いていた石蕗を今年の年賀状にしたもの。
うちの小さな庭の意図せぬ場所に、数本の紅葉がある。いずれもほんの数年の樹齢だが、いざ抜いてみよう、別の場所に移植しようと掘ってみても完全に根付いてしまっている。石川の家に移植したいのにな。私の見立てでは近所の東福寺の紅葉の種が飛んできたものだと思っているので、ミニ東福寺と密かに呼んでいる。...
京都画壇の長の一人、日本画家・堂本印象の鳥居が残る大岩神社と、印象本人が生前に作った私設美術館に行ってきました。